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広末涼子が地上波復帰するまでの経緯 『THE TIME,』出演で語った思い

広末涼子が、2026年8月6日放送のTBS系情報番組『THE TIME,』で、活動再開後初めて地上波に姿を現した。
番組では、7月に東京・丸の内のコットンクラブで開催されたバースデースペシャルライブ「Best Day Ever~Crescent River」の密着映像が流れ、彼女自身が休養期間や今後について率直に語った。

この出演は、単なる「復帰」の一言では片付けられない経緯を持っている。
ここでは、過去の出来事を時系列で整理しながら、地上波に至るまでの流れを追う。

2023年の不倫報道から独立まで

2023年6月、週刊誌で料理人・鳥羽周作氏との関係が報じられた。
広末は事実を認め、謝罪した。
当時所属していた事務所・フラームからは無期限の謹慎処分を受けた。
長く第一線で活躍してきた女優にとって、大きな転機となった出来事だった。

その後、2024年2月、26年間在籍したフラームを退社し、自ら代表を務める個人事務所「株式会社R.H.」を立ち上げた。
独立後はメディア露出を抑えつつ、ファンクラブ開設やライブ活動を少しずつ再開。
2024年12月にはコットンクラブで約25年ぶりとなる音楽ライブを開催し、2025年2月には地元・高知のテレビ高知で番組が放送されるなど、徐々に活動の場を広げていた。

2025年3月28日には、フジテレビ系のバラエティ番組『ザ・共通テン!』に出演。
全国ネットの民放番組への露出は、不倫報道以降で久々のものとなった。

2025年4月の交通事故と活動休止

しかし、その直後の4月7日、静岡県内の新東名高速道路で事故が起きた。
広末が運転する乗用車が、時速約185キロで大型トレーラーに追突。
同乗していた男性が肋骨骨折などのけがを負った。
広末自身も軽傷で、搬送先の病院で看護師に対する暴行の容疑で現行犯逮捕された。

事故については、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の罪で、2025年12月に略式起訴され、罰金70万円の略式命令が下された。
看護師への傷害容疑は、不起訴(起訴猶予)となった。

事故後の5月、広末は「双極性感情障害および甲状腺機能亢進症」と診断されたことを公表し、すべての芸能活動を休止した。
心身の回復に専念するためだった。

この間、TBSのバラエティ番組『オールスター後夜祭’25秋』(2025年10月放送)で、事故に関連するクイズが出題された。
選択肢に広末の名前が入り、「時速165キロを出したことがないのは?」という内容だった。
これに対し、所属事務所が「不適切な内容」と抗議。
TBSは謝罪し、配信映像から該当部分を削除した。
局と本人の間に、一時的な緊張が生じた出来事だった。

2026年4月の活動再開とライブ

2026年4月1日、広末は自身の公式サイトやインスタグラムを通じ、活動再開を発表した。
休業期間を経て体調が回復したこと、そして自分と向き合う時間を得たことを理由に挙げ、「少しずつ活動を再開させていただく」と記した。

再開後の大きな一歩が、7月18日・24日・25日にコットンクラブで開催されたバースデースペシャルライブだった。
自身の誕生日を記念した公演で、「MajiでKoiする5秒前」「大スキ!」などの代表曲を披露。
リハーサル時はセミロングだった髪を、ライブ本番ではショートにカットして登場した。
ファンからは「懐かしいイメージ」「綺麗」といった声が上がった。

このライブに『THE TIME,』が独占密着し、8月6日の放送につながった。
活動休止以降、地上波への出演はこれが初めてとなる。

番組で語られた思い

『THE TIME,』のVTRでは、ライブの裏側とともに、休養期間の心境が語られた。
病名を公表するかどうかについては、当初は迷っていたという。

「それを言い訳にするのも嫌だったので。
だから仕方ないって言いたいわけじゃないし、だから許されることではないので。
言うべきか迷ったんです」。
家族の中でも意見が分かれ、特に大人たちとは揉めたという。

しかし、中学生の次男の言葉が転機になった。

「ママのファンの人だったら、それを知りたいんじゃないか。
それを隠して言わないで、どうしてお休みしてるんだろうって思わせる方がきっと心配だし、本当にママのことが好きなんだったら、離れていかないんじゃないか」。

この言葉を聞き、「180度変わった」と広末は振り返った。

今後の活動については、控えめな姿勢を示した。

「自分が生きている芸能界とか、芸能のお仕事を10代や20代の時みたいに愛しているかというと、自分では正直今わからないんです。
自分の弱い部分だったり、不甲斐なさだったりを感じたことで、やっぱりそれに相当する人間じゃないんだなって思ったり…。
好きでやるっていうことだけではなくて、今は自分にできることを探したい」。

「大それたことは考えていないし、すごいことができるとも以前のようにできるとも思っていない。
でも今の自分にできることを探して、少なからずこういうステージに立たせてもらえる自分をちゃんと持ち続けられるように生きていきたい」。

取材自体も、最初は断ろうと思っていたという。
「お引き受けできる立場じゃない」と考えていたが、「昔みたいにかっこつけたり理想の女優像を演じて頑張っている自分のターンは終わった」と受け止め、ありのままを見せる選択をした。

番組を進行する安住紳一郎アナウンサーは、「いろいろな意見あるんだとは思いますけども」と前置きしつつ、彼女の率直な言葉を紹介した。

視聴者の反応とこれからの道

地上波復帰が告知された時点から、X(旧Twitter)などではさまざまな声が上がっていた。
「なんで復帰できるのか」「早すぎる」といった批判的な意見がある一方で、「応援している」「ゆっくりでいい」という声も見られた。
ライブでのショートヘア姿には「ずっと美人」「綺麗すぎ」との反応もあった。

広末自身は、過去の出来事を「言い訳」にせず、現在の自分にできることを積み重ねていく姿勢を示している。
映画や舞台、音楽活動など、テレビ以外の場でも活動の可能性はある。
ただ、地上波へのさらなる露出については、業界側の慎重な判断も影響するだろう。

2026年夏、広末涼子は一つの区切りを迎えた。
過去のトラブルを完全に拭い去ることはできない。
それでも、次男の言葉をきっかけに病を公表し、ライブを成功させ、朝の情報番組で自身の言葉を届けた事実は残る。
これからの歩みは、彼女自身が「自分にできること」をどう見つけていくかにかかっている。

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