高市早苗とX JAPANのYOSHIKIとの関係

2025年10月、自民党の歴史を塗り替える出来事が起きました。

高市早苗氏が自民党史上初の女性総裁に選出され、日本初の女性首相が誕生したのです。

政治家として強固な保守的イメージを持つ高市氏ですが、実は意外な一面があります。

それは、伝説的なロックバンドX JAPANのリーダー、YOSHIKIの熱烈なファンだということです。

ヘビメタドラマーとしての青春時代

高市早苗氏の音楽への情熱は、学生時代に遡ります。

神戸大学の軽音楽部に所属し、なんとヘビーメタルバンドでドラムを担当していたのです。

ブラック・サバスやディープ・パープルといったハードロックの名曲を演奏し、特にディープ・パープルの「Burn」は今でもストレス解消のために電子ドラムで叩くというから驚きです。

高市氏の音楽の目覚めは小学4年生の時でした。

近所のお姉さんからブラック・サバスのレコードをもらったことがきっかけで、中学時代にはディープ・パープルを聴き始め、バンドを組むようになりました。

高校時代には吹奏楽部のパーカッションを手伝い、大学ではローリング・ストーンズのカバーなども演奏していたといいます。

このようなバックグラウンドを持つ高市氏にとって、X JAPANのYOSHIKIは特別な存在となりました。

同じドラマーとして、YOSHIKIの音楽性や表現力に強く惹かれたのでしょう。

テレビで披露したX JAPANへの熱い想い

高市氏のYOSHIKIへの愛は、2016年1月1日放送のフジテレビ系「新春!オールスター対抗歌合戦」で全国に知られることになりました。

この番組で、当時総務大臣だった高市氏は、X JAPANの代表曲「Rusty Nail」を黒のロングドレス姿で熱唱したのです。

歌唱中、高市氏はX JAPANのトレードマークである「X」のポーズを決めながら、ハスキーボイスで力強く歌い上げました。

ドラマーとしての経験が活きたリズム感と表現力に、視聴者からは「かっこいい」「意外すぎる」と大きな反響がありました。

さらに番組では、感動的なシーンがありました。

同じく出演していた甘利明経済再生担当大臣(当時)が、YOSHIKIと友人だと明かし、高市氏のためにYOSHIKIの直筆サインを用意していたのです。

サインを手渡された瞬間、高市氏は大口を開けて驚愕し、絶叫しました。

その後、「YOSHIKIに会いたい」「一度でいいから会いたい」と熱く語る姿は、まさに熱烈なファンそのものでした。

スマホの待ち受けはYOSHIKIとのツーショット

高市氏のYOSHIKIへの想いは、日常生活にも現れています。

報道陣に公開されたスマホの待ち受け画面は、なんとYOSHIKIとのツーショット写真でした。

さらに、スマホケースは阪神タイガース柄という、高市氏の二大好きなものが詰まった組み合わせです。

この待ち受け画面は、高市氏とYOSHIKIが実際に会ったことを示す貴重な証拠です。

甘利氏が仲介役となり、三人で食事をする機会もあったことが明らかになっています。

YOSHIKIと政治家の意外な繋がり

興味深いことに、YOSHIKIは高市氏以外にも複数の政治家と交流があります。

最も有名なのは、小泉純一郎元首相です。

小泉元首相は熱烈なX JAPANファンとして知られ、2001年と2004年の参議院選挙で自民党のCMソングにX JAPANの「Forever Love」を使用しました。

2017年の「新経済サミット」では、YOSHIKIと小泉元首相が公の場で対談を行い、小泉元首相は映画「WE ARE X」を観た感想や、X JAPANの楽曲への想いを熱く語りました。

小泉元首相は「お父さんを早くに亡くして、HIDEもTAIJIも死んだ。

この悲しみから『Tears』とか『Forever Love』とかができたのかな」と、YOSHIKIに直接感想を伝えたといいます。

また、2021年の自民党総裁選では、YOSHIKIは河野太郎氏に応援メッセージを送りました。

河野氏がワクチン担当大臣だった時期、YOSHIKIとTwitterの音声会話機能「スペース」で対談を行い、新型コロナウイルスワクチン接種についての考えを語り合ったことがきっかけでした。

さらに、YOSHIKIは2016年に自民党本部を訪問し、クールジャパン政策の一環として、海外で活動する日本人アーティストの支援拡充について意見交換を行いました。

2021年総裁選での複雑な構図

2021年の自民党総裁選は、高市氏にとって初めての挑戦でした。

安倍晋三元首相の支持を得て健闘しましたが、結果は4人中3位に終わりました。

この総裁選で興味深いのは、YOSHIKIが河野太郎氏を応援したことです。

しかし、YOSHIKIの投稿内容を見ると、「日本の未来のために頑張ってくれている皆さんを応援しています」という言葉を添えており、特定の候補者への偏りなく、日本のために尽くす全ての人々を讃えていたのです。

高市氏の政治信条とYOSHIKIへの想い

高市氏の政治信条は、師と仰ぐ安倍晋三元首相に近い保守派です。

一見すると、ロックバンドのファンという側面とは相反するように思えるかもしれません。

しかし、高市氏にとって音楽は政治とは別の、個人的な情熱の対象なのでしょう。

「YOSHIKIに会いたい」「一度でいいから会いたい」という純粋なファンとしての想いは、政治家としての強固な信念とは別の次元で存在しているのです。

YOSHIKIから見た政治家との関わり

YOSHIKIは、単なるミュージシャンではなく、国際的なアーティストとして、また慈善活動家として多方面で活躍しています。

2011年の東日本大震災の復興支援や、2020年の新型コロナウイルス対策支援など、多額の寄付を行い、2021年3月には紺綬褒章を受章しました。

こうした社会貢献活動を通じて、YOSHIKIは様々な政治家と接点を持つようになりました。

小泉元首相、河野氏、そして高市氏など、YOSHIKIの音楽を愛する政治家は少なくありません。

2025年、女性初の総裁誕生とYOSHIKI

2025年10月4日、高市早苗氏は自民党総裁選で小泉進次郎氏を破り、自民党史上初の女性総裁に選出されました。

1回目の投票で党員票を大きく獲得し、決選投票でも国会議員票、都道府県票ともに小泉氏を上回る完勝でした。

高市氏は決選投票後のあいさつで、「来月で立党70周年でございます。

そんな中で女性の総裁が初めて誕生した。

これも自民党の景色が少し変わる」と語りました。

メディアが注目するロック魂

高市氏の総裁就任後、多くのメディアが彼女の「意外な一面」として、ヘビメタ好きやYOSHIKIファンという側面を取り上げました。

さらに、BABYMETALのラジオ番組「メタラジ!」に出演した高市氏は「サナメタル」として話題になりました。

高市氏とYOSHIKIの共通点

高市氏とYOSHIKIには、意外にも多くの共通点があります。

まず、強い信念。

次に、挑戦する姿勢。

そして、表現力と情熱です。

まとめ

高市早苗氏とX JAPANのYOSHIKIとの関係は、単なる「政治家がアーティストのファン」という枠を超えた、深い音楽的共感に基づくものです。

2016年のテレビ番組での「Rusty Nail」熱唱、甘利氏から受け取ったYOSHIKIの直筆サイン、スマホの待ち受け写真など、高市氏のYOSHIKIへの愛は具体的な形で表現されてきました。

政治とロックという、一見相反する二つの世界を繋ぐ高市早苗氏とYOSHIKIの関係は、音楽が持つ力の大きさを改めて示しています。

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