いま、なりすまし被害が急増中
芸能事務所「STARTO ENTERTAINMENT」の所属タレントをかたる偽のSNSアカウントが、8月以降、73件確認されました。
そのうち35件は発信元がバングラデシュからの“踏み台”利用だったと判明。
公式写真を無断転載し、ライブ配信を装ってクレジットカード情報を入力させる詐欺サイトへ誘導する手口が横行しています。
なりすまし被害が特に多いタレント
調査報道やSNS上の声をもとに、被害が目立っているタレントを紹介します。
1.King & Princeの公式スタッフ偽装
ライブ当日の“公演レポ公開中”をうたう投稿で誘導。
フォロワー数7,000超の偽アカウントも確認され、公式マークを巧みに模倣。
見破るポイントは、アンダーバーの数やプロフィール欄のURL有無。
2.嵐など大手グループのメンバー
嵐をはじめとする人気グループのメンバー名義を騙るアカウントでも、同様のフィッシング被害報告あり。
投稿文面は公式発表そっくりに見せかけており、外見だけでは判断が難しい。
3.個人アナウンサーやキャスター
読売テレビ・西尾桃アナウンサーらも被害を訴えており、「通報しても次々に偽アカウントが出現する」と嘆きの声。
プロフィール欄に不審なURLが貼られていないか要チェック。
なりすましアカウントの共通点
なりすまし被害を防ぐため、まずは手口を押さえましょう。
- 公式写真の無断転載
事務所公式やテレビ番組の静止画をそのまま使用し、信用を得ようとします。 - ライブ配信を装う文言
「無料視聴」「公演レポ公開中」など、緊急性を煽ってリンク誘導を図ります。 - URLの不審なドメイン
正規サイトとよく似たドメインを使い、カード情報入力を要求するフィッシングサイトへ誘導。
企業・当局の動き
- STARTO社:米国裁判所へ発信者情報開示命令を申請し、調査を強化。
- 警視庁:著作権法違反容疑で捜査を開始。バングラデシュ経由の踏み台利用を分析中。
- ユーザー:公式サイトや認証済みアカウント以外は信頼せず、不審リンクは絶対にクリックしない。
安全なSNS利用のポイント
- 公式アカウントの認証マークを必ず確認。
- プロフィール欄のURLが公式サイトと一致しているか確認。
- リンク先のドメインには細心の注意を。
- 不審な投稿は即時スクリーンショットを保存し、公式へ通報。
被害にあわないためにも、自分の目と手で確かめるクセをつけましょう。
もし少しでも「おかしい」と感じたら、公式情報と突き合わせ、安心・安全な推し活を。
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