2023年末から続く問題
PATAさんの話題が大きくなったのは、2023年末のNHK紅白歌合戦の舞台裏からです。
2024年1月、X JAPANのYOSHIKIさんが自身のInstagramで公開した紅白リハーサル中の動画に、車椅子に乗ったPATAさんが映っていました。
この時、PATAさん自身は「楽屋遠いからとりあえず、めんどくさいから」と明るく説明していました。
動画内ではYOSHIKIさんも「オレも乗っていい?」と冗談を交えながら話しかけており、深刻さは感じられませんでした。
しかし、紅白本番では立って演奏していたPATAさんだけに、ファンからは「PATAさん大丈夫ですか!?」「PATAちゃんなんで車椅子なの?」など心配の声が多く寄せられました。
紅白歌合戦当日、X JAPANは『ENDLESS RAIN』と『Rusty Nail』を披露し、PATAさんもステージ上では立って演奏していました。
ただ、舞台裏での車椅子使用は、この時点で何らかの問題があったことを示唆していたと言えるでしょう。
2025年春、足の不調が表面化
2025年に入ってからは、PATAさんの状況がより明確になりました。
4月29日、PATAさんは自身のX(旧ツイッター)で「足の患部の不調」のため、5月2日、3日に予定されていた「hide Memorial Day 2025のライブ中」は車椅子で移動することを明かしました。
この発表は「突然のご報告となりますが」という言葉で始まっており、やむを得ない状況で公表に踏み切った様子が伝わります。
hide Memorial Dayは、1998年に亡くなったX JAPANの元ギタリストhideを偲ぶイベントで、PATAさんにとっても特別な意味を持つものです。
車椅子での参加となっても、このイベントへの出演に強い意志を示したことが分かります。
YOSHIKIさんは5月1日にXを更新し、「病院の方は俺が引き続き動いています」とPATAさんをサポートする姿勢を示しました。
長年の盟友として、PATAさんの回復に向けて協力している様子がうかがえます。
YOSHIKIさん自身も過去に困難を抱えた経験があり、その経験からPATAさんを支えようとしている姿勢が感じられます。
背骨骨折が判明、6月からのツアー中止に
2025年5月12日、さらに深刻な状況が明らかになりました。
PATAさんが公式サイトやSNSを通じて、足の状態が悪化したこと、さらに背骨の骨折が判明したことを発表しました。
これにより、6月から予定されていた所属バンド「Ra:IN」のライブツアーが中止となることが決定しました。
PATAさんは自身のXで「足の調子がいまだあまり良くないのと背骨の骨折が判明しました」と伝え、またInstagramでは「Ra:INメンバーと話し合い、6月、7月のツアーを延期させていただく事になりました。楽しみにしていてくれた皆さまには大変申し訳ないです」と綴っています。
公式発表では「ここ数年患っていた足の状態が悪化して、長時間立っていることが難しくライブ中の演奏に支障をきたすとの判断で、残念ながらこのような決定になりました」と説明されています。
これにより、PATAさんが以前から足の問題を抱えていたことが明らかになりました。
「Ra:IN “LIVE TOUR’25″」は6月から開始予定だったツアーで、複数の公演が予定されていました。
ファンからは期待の声が寄せられていただけに、中止の発表は多くの人々に驚きと残念な気持ちをもたらしたことでしょう。
復帰見込みは8月頃か
PATAさんは今後について「これを機に完全復帰を目指して治療とリハビリに励んで行きます」と意欲を示し、「8月までにはしっかり治して復帰したいです」と具体的な時期にも言及しています。
Ra:INの公式サイトでは、ツアーの「中止」という表現が使われていますが、PATAさん本人はInstagramにて「延期」と表現しており、復帰への強い思いが感じられます。
これは単なる言葉の違いではなく、PATAさんが必ず戻ってくるという固い決意の表れと言えるでしょう。
背骨の骨折という大きなトラブルと足の不調を抱えながらも、8月までという近い将来の復帰を目指す姿勢からは、音楽への情熱とファンへの責任感が伝わってきます。
2つのバンドでの活動とPATAさんの状況
PATAさんは現在、X JAPANとRa:INという2つのバンドで活動しています。
X JAPANは日本を代表するロックバンドで、PATAさんは重要なメンバーとして長年活動してきました。
一方、Ra:INはPATAさんが中心となって結成されたバンドです。
X JAPANは2023年末の紅白歌合戦に出演し、PATAさんも車椅子での移動はあったものの、ステージ上では立って演奏を披露しました。
その後も足の不調は続いており、2025年5月のhide Memorial Dayでは車椅子での参加となりました。
そして、Ra:INの6月からのライブツアーについては、足の状態悪化と背骨の骨折により中止が決定しました。
PATAさんにとって、Ra:INはX JAPANとは別の音楽性を表現できる場でもあり、このツアーの中止は本人にとっても非常に残念な決断だったことでしょう。
YOSHIKIさんからのサポート
PATAさんの問題が表面化する中、X JAPANのリーダーであるYOSHIKIさんは一貫してサポートの姿勢を示しています。
2023年末の紅白歌合戦の舞台裏で車椅子に乗ったPATAさんとの交流を自身のSNSで公開し、また5月1日には「病院の方は俺が引き続き動いています」とX上で表明しました。
YOSHIKIさん自身も過去に困難を抱え、手術を経験しています。
活動とコンディションの両立の難しさを知るYOSHIKIさんだからこそ、PATAさんの状況に深く共感し、サポートしようとしているのでしょう。
長年にわたり共に音楽を作り上げてきた盟友として、YOSHIKIさんのサポートはPATAさんの回復への大きな力となっているに違いありません。
ファンの反応
PATAさんの問題が明らかになるたびに、SNS上では多くのファンから心配や応援のメッセージが寄せられています。
2024年1月の車椅子姿が公開された際には「PATAさん心配です…」「体調が思わしくないのですか?」「心配だよ元気でいて欲しい」といった声が多数上がりました。
また、「ステージ上じゃそんな状況であるなんて微塵も感じさせないパフォーマンスだった」という声もあり、プロフェッショナルとしての姿勢に感銘を受けるファンも多いようです。
5月12日の背骨骨折と足の状態悪化の発表後も、多くのファンからは回復を祈る声が寄せられており、SNS上では「無理せず治してほしい」「ゆっくり休んで」といったメッセージが見られます。
ロックギタリストのコンディション管理の難しさ
PATAさんの状況は、ロックギタリストとして長年活動してきたアーティストが直面する課題を浮き彫りにしています。
ギターを演奏しながら長時間立ち続けることは、足や腰、背中に大きな負担をかけます。
特にハードロックやヘビーメタルといったジャンルでは、激しいパフォーマンスも求められることが多く、身体への負荷はさらに大きくなります。
「長時間立っていることが難しくライブ中の演奏に支障をきたす」という公式発表からも、ステージ上でのパフォーマンスの厳しさがうかがえます。
PATAさんは59歳という年齢に達しているため、若い頃のように無理がきかなくなってきている部分もあるでしょう。
しかし、そのような状況でも、紅白歌合戦では車椅子で移動しながらもステージでは立って演奏するという姿勢を見せたPATAさん。
その姿からは、音楽への情熱とプロフェッショナルとしての責任感が感じられます。
hide Memorial Dayの参加状況
5月2日、3日に開催予定だったhide Memorial Day 2025については、PATAさんが4月29日の時点で「車椅子で移動します」と表明していました。
しかし、5月12日に背骨の骨折が判明したという報告があることから、このイベントでのパフォーマンスがどのような形で行われたのか、あるいは出演自体に変更があったのかについては、現時点での情報からは確認できません。
hide Memorial Dayは、X JAPANのメンバーやファンにとって非常に重要なイベントです。
PATAさんがコンディションを押してでも参加しようとしていた姿勢からは、hideへの敬愛の念と、ファンとの約束を守りたいという強い思いが感じられます。
Ra:INのツアー中止の影響
今回のRa:INのライブツアー中止は、PATAさん本人はもちろん、バンドメンバーやファンにとっても大きな痛手となりました。
Ra:INは、PATAさんが自身の音楽性を表現する重要な場となっています。
Ra:INの公式サイトでは「6月から開始予定の Ra:IN “LIVE TOUR’25” を誠に申し訳ありませんが中止とさせていただきます」と発表されていますが、PATAさん本人は「延期」という表現を使用しています。
これは、必ず復帰してファンの前に立つという彼の強い決意の表れでしょう。
今後の見通しと復活への道のり
PATAさんは「8月までにはしっかり治して復帰したいです」と具体的な時期に言及しています。
背骨の骨折は通常、完全に回復するまでに数ヶ月を要することもあるため、8月までの復帰という目標は楽観的にも見えますが、彼の音楽への情熱とプロフェッショナルとしての意識の高さを考えれば、不可能ではないかもしれません。
もちろん、無理な復帰は避けるべきですが、PATAさんの「完全復帰を目指して治療とリハビリに励んで行きます」という言葉には、ファンへの責任感と音楽への強い思いが込められています。
まとめ:PATAさんの完全復活を願って
X JAPANのギタリスト、PATAさんは現在、足の不調と背骨の骨折という問題を抱えています。
6月から予定されていたRa:INのライブツアーは中止となりましたが、PATAさん本人は8月までの復帰を目指して治療とリハビリに励むとしています。
2023年末から続く問題は、長年のロック活動による身体への負担の蓄積とも考えられますが、PATAさんの音楽への情熱は健在です。
「8月までにはしっかり治して復帰したいです」という彼の言葉には、ファンの前に再び立つという強い決意が込められています。
YOSHIKIさんをはじめとする周囲のサポートや、ファンからの温かい応援メッセージを力に、PATAさんの回復と復帰が期待されます。
今後も彼の状況と活動について、新しい情報が入り次第お伝えしていきます。
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