井口理初舞台&昔演劇やっていた?学生時代の演劇経験と今回の舞台挑戦の真相

2025年7月31日、音楽シーンで圧倒的な存在感を放つKing Gnuのメインボーカル・井口理に関する大きなニュースが発表された。

12月に東京、来年1月に大阪で上演される舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』で、メジャーデビュー後初の舞台出演&初主演を務めるというのだ。

このニュースで多くのファンが注目したのは、井口理の学生時代の演劇経験。

実は今回の舞台は、井口理にとって単なる新しい挑戦ではなく、学生時代に演じた思い出深い作品への”カムバック”だったのである。

井口理の学生時代演劇経験を検証

東京藝術大学での多彩な表現活動

井口理は東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業しているが、彼の学生時代は音楽だけに留まらなかった。

大学2年の頃、クラシック的なアプローチに疑問を感じた井口は、音楽以外の表現方法も模索し始めた

「大学2年の頃。バンドを始めたのも同時期で、もう少し他のことも試したくて、劇団に参加して芝居をやり、ミュージカル・サークルにも入っていました」と井口自身が語っている。

学生時代から演劇に親しんでいた環境

井口理の演劇への関心は、実は幼少期からの環境に根ざしていた。

家族揃っての映画好きで、兄弟が劇団に所属していたこともあり、井口にとって芝居は音楽と同様に幼い頃から身近なものだった

映画初主演作品でのインタビューでも、「僕、4人きょうだい(三男一女)の末っ子なんですけど、末っ子はどうしても後追いになるんでしょうね。うちはきょうだいがみんな合唱をやっていたり、市民劇団に入っていました」と振り返っている。

今回の舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の特別な意味

学生時代の思い出の作品

今回井口理が主演を務める『キャッシュ・オン・デリバリー』は、彼が学生時代に演出家の小貫流星と共に上演した作品である。

井口理は発表に際して次のようにコメントしている:

「『キャッシュ・オン・デリバリー』は、学生の頃、今回演出をする小貫流星くんと一緒に上演した作品です。

僕が今回演じる役を当時は小貫くんが、矢本悠馬さんが演じる役は僕が演じていました」。

10年を経た再会と成長

当時は井口が現在矢本悠馬が演じるノーマン役を、小貫流星が現在井口が演じるエリック役を担当していたという興味深い配役の変化がある。

井口は続けて語る:

「その小貫くんがある日久しぶりに連絡をくれました。

ここ10年、お互い別々の道でやってはいましたが、小貫くんも東宝で演出助手として頑張っていたのを知り、お互いの積み重ねた成長を今また、みなさんに見せられたらなということで今回の舞台が決まりました」。

井口理の演技経験の軌跡

映画・ドラマへの出演歴

井口理の俳優としての活動は、学生時代の演劇経験を基盤としている。

2020年の映画『劇場』で俳優デビューを果たし、その後多数の作品に出演してきた。

主な出演作品には以下がある:

  • 映画『劇場』(2020年)- 小峰役
  • 映画『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)- 吉村役
  • ドラマ『MIU404』(2020年)
  • YouTubeドラマ『GOSSIP BOX』(2021年)- 主演・薬師寺透役
  • 映画『余命10年』(2022年)- 三浦アキラ役
  • 映画『ひとりぼっちじゃない』(2023年)- 主演・ススメ役

演技に対する井口理の考え方

井口理は演技について、音楽活動との違いを次のように語っている:

「演技をする時と、ステージに立つ時は自分の中でのツマミが違う感じがする。

演技は自分からかけ離れないようにという意識があって、ライブの時も自分は自分なんだけどアウトプットの仕方が違うイメージ」。

今回の舞台挑戦の意義

メジャーデビュー後初の舞台出演

King Gnuは2019年にメジャーデビューを果たし、代表曲「白日」のストリーミング再生総再生回数は7.2億回を突破している。

そんな日本のトップアーティストとしての地位を確立した井口理にとって、今回の舞台は新たな表現の挑戦でもある。

共演者との化学反応への期待

今回共演する矢本悠馬は、現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で佐野政言役を好演している実力派俳優。

井口理とは初共演となるが、コメディからシリアスまで幅広い演技力を持つ矢本との掛け合いが注目される。

舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』について

作品の概要

『キャッシュ・オン・デリバリー』は、イギリスの脚本家マイケル・クーニーによる傑作コメディ。

ウソと勘違いの応酬が繰り広げられる抱腹絶倒の物語で、日本でも何度も上演されている人気作品である。

上演情報

  • 東京公演:2025年12月 THEATER MILANO-Za
  • 大阪公演:2026年1月 クールジャパンパーク大阪 WWホール
  • 演出:小貫流星(演出家デビュー作)

まとめ:井口理の表現者としての歩み

井口理の今回の舞台挑戦は、単なる新しい試みではない。

学生時代から培ってきた演劇への情熱と、10年間の音楽活動で磨かれた表現力が融合した、彼の表現者としての集大成と言えるだろう。

「みなさんの笑顔が見られるように精一杯やりたい」という井口理の言葉からは、彼の演技に対する真摯な姿勢と、観客への深い思いやりが感じられる。

学生時代に演じた思い出の作品で、今度は主演として舞台に立つ井口理。

その成長した姿を、ファンは心待ちにしている。

King Gnuとしての音楽活動と並行して、俳優としても着実にキャリアを積み重ねてきた井口理。

今回の初舞台は、彼の表現者としての新たな扉を開く重要な一歩となりそうだ。

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