今こそ、万博の感動を“そのまま”追体験しよう
大阪・関西万博2025は夢洲の会期を終えましたが、会場で輝きを放ったシンボルや展示の数々が、そのまま、または新たな形で大阪各地に残ります。
本記事では、閉幕後も実際に訪れて鑑賞できる主要な展示スポットとスケジュールをまとめました。
世界最大の木造建築「大屋根リング」の一部保存
万博会場を象徴した全長約2kmの大屋根リングは、会期後の解体計画が一部変更され、北東部約200mが「緑地公園」として大阪市によって管理されることに決定しました。
木の温もりを感じられる貴重な構造美が、閉幕後も屋外展示の形で楽しめます。
ミャクミャク像の巡回展示
東ゲートと西ゲートに設置された2体のミャクミャク像は閉幕後、まず吹田市・万博記念公園に移設され、その後大阪城公園などを巡回します。
最終的には夢洲の第2期開発エリアに里帰り予定で、今後のイベント登場にも期待が高まります。
イタリア館の至宝が大阪市立美術館で再展示
万博屈指の人気を誇ったイタリアパビリオンの代表作
- 『ファルネーゼのアトラス』(2世紀)
- ペルジーノ『正義の旗』(1496年頃)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿(1478〜1482年頃)※日本初公開
は、10月25日(土)から2026年1月12日(火)まで天王寺・大阪市立美術館で開催の特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」で鑑賞可能。
うち『アトラス』『正義の旗』は撮影OKで、万博と同じ感動を写真に収められます。
2億円トイレを公園で体験
万博グルメやデザイン性で話題となった「2億円トイレ」は、河内長野市・大阪府立花の文化園に移設。
無料開放される公衆トイレとして、機能性とアートが融合した空間を気軽に利用できます。
海外パビリオンの再利用例
パビリオン名 | 移設先 | 用途・展示期間 |
---|---|---|
オランダ館 | 淡路島 | 建物まるごと移設、再利用プログラム実施中 |
ルクセンブルク館 | 交野市 | 子育て施設として再利用予定 |
ルーマニア館 | 神戸ハーバーランド | 飲食店「Conte」にて伝統料理が常設提供中 |
マレーシア館 | 難波「PADA328」、グランフロント大阪 | ロティチャナイが10月以降スタート |
ネパール館 | 住吉区「ガンディス」 | モモ、ダルバートなどコース料理が常設 |
バーチャルで楽しむフランスパビリオン
混雑必至だったフランス館は、公式動画サイトで無観客バーチャルツアーを公開中。
360度映像で展示全貌をじっくり回遊でき、スマホやPCでいつでもアクセス可能です。
万博グルメのリバイバルショップ
期間中に大人気だった各国グルメは、関西圏の実店舗や期間限定ストアで味わえます。
特にイタリア館EATALY(神戸三田)、オランダ館Wafelhuis(神戸灘区)は10月末までのポップアップ営業中です。
万博閉幕後も遺産として残る施設や展示を巡り、半年間の熱狂を身近に感じてください。
多彩なアプローチで大規模博覧会のレガシーを追体験できる機会は今しかありません。
新たな観光スポットとしても注目度が高いこれらの展示は、ブログやSNS投稿のネタにも最適。
特に「撮影OK」のイタリア館作品は、フォトジェニックなコンテンツ作りに活用できます。
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