2025年7月17日に発売予定のNintendo Switch 2専用ソフト『ドンキーコング バナンザ』は、シリーズファンの間で大きな話題を呼97んでいます。
特に注目を集めているのが、ドンキーコングの相棒として登場する少女「ポリーン」の存在です。
この記事では、『ドンキーコング バナンザ』におけるポリーンの登場と、彼女を取り巻く「タイムリープ」の可能性について、最新情報をもとに詳しく解説していきます。
ポリーンとは?謎に包まれた少女の正体
『ドンキーコング バナンザ』で登場するポリーンは、特別な歌声を持つ13歳の少女として描かれています。
当初は「ふしぎな岩」として紹介されていましたが、6月18日に放送された「ドンキーコング バナンザ Direct 2025.6.18」にて、その正体が明らかになりました。
ポリーンは、どんな願いも叶うといわれる星の中心を目指して、ドンキーコングと共に奇妙な地下世界を冒険することになります。
彼女は日本語で喋るという特徴があり、これは本作の大きな特色の一つとなっています。
時系列の謎:ポリーンのタイムリープ説
ポリーンの登場は、シリーズファンの間で大きな議論を呼んでいます。
というのも、ポリーンはもともと初代『ドンキーコング』(1981年)に登場したヒロインであり、近年では『スーパーマリオ オデッセイ』にてニュードンク・シティの市長として大人の女性の姿で描かれていたからです。
しかし、『バナンザ』では13歳の少女として登場しており、この時系列の矛盾がファンの間で「タイムリープ」説を生み出しています。
時系列の混乱
初代『ドンキーコング』でマリオとポリーンを取り合っていた初代ドンキーコングは、現在の設定では「クランキーコング」とされています。
そして『スーパードンキーコング』から登場しているドンキーコングは、クランキーコングの孫という設定です。
しかし、『バナンザ』では子供姿のポリーンが登場し、さらにクランキーコングも同時に存在しているという状況が描かれています。
これにより「孫のドンキーコングが、祖父が奪い合っていた大人の女性・ポリーンの子供の頃の姿と冒険している」という時系列の歪みが生じているのです。
ポリーンの特別な力:バナンザと歌声
『ドンキーコング バナンザ』におけるポリーンの最大の特徴は、彼女の持つ特別な歌声です。
この歌声は「バナンザ」と呼ばれる古の力を受け継いだものとされています。
バナンザ変身の力
ポリーンの歌声によって、ドンキーコングは様々な姿に変身することができます。
1. コングバナンザ:唯一無二の破壊力で、硬い地形もなんのその。
パワー重視の形態です。
2. シマウマバナンザ:走る速さはピカイチで,水の上や崩れ落ちる足場でも走ることができるスピード重視の形態です。
3. ダチョウバナンザ:広げた翼で大空を滑空し、上昇気流で上空に舞い上がることも可能。
空からの強力なタマゴ爆弾で敵を蹴散らします。
これらの変身は一定時間が経つと解除されますが、金塊やゴールドを集めてアドレナリンゲージを溜めれば再び変身が可能となります。
地下世界の謎:インゴス島とその下に広がる世界
『ドンキーコング バナンザ』の舞台は、「黄金のバナナ」という世紀の大発見に沸く「インゴス島」とその地下に広がる不思議な世界です。
地下世界の特徴
地下世界は深さによって景色が一変する不思議な場所で、夕日に染まる荒野や、植物が群生する原生林、激しい吹雪の極寒地帯など様々な景観が広がっています。
地下世界には多くの住民が暮らしており、階層によってその種類も様々です。
また、クランキーコングもランビを連れて各地を巡っているようです。
ドンキーコングの破壊アクション
『ドンキーコング バナンザ』の大きな特徴は、ドンキーコングの持つ圧倒的な破壊力を活かしたアクションです。
多彩なアクション
1. パンチ:敵も壁も地面も破壊できる基本アクション。
2. 急降下パンチ:真下に強力なパンチを放ち、地面を深くまで掘り進めることができます。
3. ローリング:高速で移動し、軽いものを吹き飛ばします。
4. ハンドスラップ:散らばったアイテムを集めたり、ソナーのように隠れたアイテムを見つけることができます。
5. ひっこぬく:壁や地面から破片をひっこぬくアクション。
野菜をひっこぬくこともできます。
6. ふりまわす:ひっこぬいた破片を振り回して攻撃できます。
7. 破片ジャンプ:破片を足がかりに二段ジャンプを行うアクション。
8. なげる:破片を狙いをつけて投げることができます。
9. くちぶえ:ポリーンの歌の力で行き先を示してもらったり、封印を解くことができます。
協力プレイとゲームシステム
『ドンキーコング バナンザ』は2人協力プレイに対応しており、1Pがドンキーコング、2Pがポリーンを操作して一緒に冒険することができます。
協力プレイの特徴
ポリーン側はJoy-Con 2のマウス操作で狙いを定め、声の塊を発射して地形を破壊したり、敵に攻撃したりとサポートができます。
2人で力を合わせれば、手強い敵とも有利に戦えるようになります。
協力プレイは、ソフトを持っていない本体とも遊べる「おすそわけ通信」に対応しています。
近くならば初代ニンテンドースイッチにもおすそわけ可能で、さらにゲームチャットで離れた相手ともおすそわけ通信を楽しめます。
敵組織「ヴォイドカンパニー」
ドンキーコングとポリーンの前に立ちはだかるのは、地上最強の採掘会社「ヴォイドカンパニー」です。
ヴォイドカンパニーの構成員
– ヴォイドコング:全てを62束ねるリーダーで、インゴス島で大嵐を発生させ、バナナを根こそぎ奪った張本人。
– グランピーコング:巨大戦闘兵器を開発する。
– ポッピーコング:地下の情報を集める。
彼らもドンキーコングたちと同様に、星の中心を目指しているようです。
タイムリープ説の考察
『ドンキーコング バナンザ』におけるポリーンの登場は,シリーズの時系列に関する様々な考察を生み出しています。
可能性のある説
1. リブート説:キャラクターデザインも刷新された本作は、これまでの設定が刷新されたリブート的な立ち位置になっているという説。
2. タイムリープ説:何らかの理由でポリーンが過去からタイムリープしてきた、あるいは現在のポリーンが過去にタイムリープしたという説。
3. パラレルワールド説:本作は別の時間軸の物語であり、既存のシリーズとは別の世界観という説。
まとめ
『ドンキーコング バナンザ』は、シリーズとしては久々の本格3Dアクションゲームとして注目を集めています。
特に、ドンキーコングの新たな相棒として幼少期のポリーンが登場するという驚きの設定は、多くのファンの興味を引いています。
ポリーンの特別な歌声によるバナンザ変身や、ドンキーコングの豪快な破壊アクション、そして2人協力プレイなど、様々な新要素が盛り込まれた本作は、7月17日の発売が待ち遠しい作品となっています。
時系列の謎やポリーンのタイムリープの可能性など、物語面でも注目すべき要素が多い『ドンキーコング バナンザ』。
発売後にどのような展開が待っているのか、今から楽しみでなりません。
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