中東初!アブダビに新ディズニーランド誕生へ〜アトラクションは?

中東に初めて上陸するディズニーの夢の国

ウォルト・ディズニー・カンパニーは2025年5月7日、UAEのアブダビにテーマパークを開設する計画を発表しました。
これは、約10年ぶりの大型施設の新規開設となり、ディズニーにとって中東初のテーマパークとなります。
世界で7番目のディズニーリゾートとして位置づけられるこのプロジェクトは、カリフォルニア、フロリダ、東京、パリ、香港、上海に次ぐものとなります。

建設地となるのはアブダビのヤス島で、すでに観光の中心地として確立されている場所です。
この島にはワーナー・ブラザーズ・ワールドやシーワールド、フェラーリ・ワールドなどのテーマパークがすでに存在しており、新たなディズニーリゾートの加入により、さらに魅力的な観光地となるでしょう。

ヤス島は2023年に前年比38%増の3400万人以上の訪問者を記録しており、その人気は急上昇しています。
アブダビ自体の人口は約250万人ですが、UAEは世界人口の3分の1が4時間以内のフライトで到達できる地理的優位性を持っています。
さらに、UAEはアブダビとドバイを合わせて年間1億2000万人もの航空旅客が行き交う世界最大の航空ハブでもあります。
このような条件を備えたロケーションは、新たなディズニーリゾートにとって絶好の立地といえるでしょう。

プロジェクトの概要と開発体制

このプロジェクトは、ミラル社が資金調達、建設と運営を担当し、ディズニーの専門家チームがクリエイティブな設計を指揮し監督するという体制で進められます。
東京ディズニーリゾートのオリエンタルランドのようなライセンス運営形式を採用する予定です。

ディズニーのボブ・アイガーCEOは声明で、このテーマパークについて「本物のディズニーで、かつUAEらしい、世界の交差点に位置するディズニー・エンターテイメントのオアシスになる」と述べています。
正式名称はまだ発表されていませんが、アイガーCEOは「ディズニーランド・アブダビ」と呼んでおり、「本物のディズニーであり、UAEの文化も体現した施設になる」と説明しています。

開業時期については現時点では公表されていませんが、ディズニーのエクスペリエンス部門のジョシュ・ダマロ会長によると、設計に1〜2年、建設に4〜6年かかるとのことです。
つまり、実際に私たちがアブダビディズニーを楽しめるようになるのは、早くても2030年頃になると予想されます。

アブダビディズニーの特徴と期待されるアトラクション

アラブの文化とディズニーの融合

ミラル社の会長モハメド・ハリファ・アル・ムバラク氏は「アブダビは伝統と革新が出会う場所であり、過去を保存しながら未来を設計する場所である」と述べ、「アブダビとディズニーのコラボレーションは、先見性のあるリーダーシップと創造的な卓越性を組み合わせた素晴らしい結果を示すものだ」と強調しています。

新しいリゾートは、ディズニーの象徴的なストーリーとキャラクター、アトラクションを、アブダビの豊かな文化、美しい海岸線、壮大な建築と融合させることを目指しています。
ディズニーのジョシュ・ダマロ会長は「アブダビのリゾートは、当社のポートフォリオの中で最も先進的でインタラクティブな目的地になる」と述べており、「パークの場所は美しいウォーターフロントに位置するという点でユニークであり、これにより私たちは全く新しい方法でストーリーを伝えることができる」と説明しています。

期待されるテーマとアトラクション

具体的なエリアやアトラクションの詳細はまだ発表されていませんが、ディズニーとアブダビの文化が融合したユニークな体験が提供されることは間違いないでしょう。
ファンの間では、ディズニー映画『アラジン』に登場するアグラバー王国やジャスミンのきらびやかな宮殿が再現されるのではないかという期待も高まっています。
また、中東の伝統的な衣装を身にまとったミッキーマウスやミニーマウスに会える可能性も指摘されています。

完成すれば、ディズニーテーマのアトラクション、レストラン、ショップからなる複合施設となり、ディズニーの物語とアブダビの伝統を融合した体験ができるリゾートになると言われています。
アイガーCEOはこのプロジェクトについて「この土地から見事な形で立ち上がり、現代の建築と最先端の技術を融合させて、ゲストに深くイマーシブなエンターテイメント体験を独自のモダンな方法で提供する」と述べています。

ヤス島の魅力と観光の展望

観光拠点としてのヤス島

ヤス島はすでに人気の観光地として確立されており、フェラーリ・ワールド、ワーナー・ブラザーズ・ワールド、シーワールドなど、世界的に有名なテーマパークがすでに存在しています。
このような既存の施設群に新たにディズニーリゾートが加わることで、ヤス島は世界有数のテーマパーク集積地となることが期待されています。

アブダビの中心部から車で約30分、ザイード国際空港からは車で15分ほどという好立地にあり、ドバイからも高速バスで1時間半程度でアクセスできる便利さも魅力です。
アジア、ヨーロッパ、インド、中東など様々な国からのアクセスが良い立地であることから、ディズニーリゾートの開業によってアブダビへの観光客はさらに増加すると予想されます。

観光への経済効果

ミラルによると、ヤス島は2023年に3400万人を超える訪問者を記録し、前年比で38%増という驚異的な成長を見せています。
新しいディズニーリゾートの開業は、この数字をさらに押し上げる原動力となるでしょう。

UAEは世界人口の3分の1が4時間以内のフライトで到達できる地理的優位性を持っており、アブダビとドバイを合わせた航空旅客数は年間1億2000万人に達します。
この膨大な潜在顧客層は、アブダビディズニーにとって大きなビジネスチャンスとなります。

世界のディズニーパークと比較したアブダビディズニーの位置づけ

世界で7番目のディズニーリゾート

アブダビに建設されるディズニーリゾートは、世界で7番目のディズニーパークとなります。
既存の6つのディズニーリゾートは、カリフォルニア ディズニーランド・リゾート、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート、東京ディズニーリゾート、ディズニーランドパリ、香港ディズニーランド・リゾート、上海ディズニーリゾートです。

最も新しい上海ディズニーリゾートは2016年に開園したため、約15年ぶりの新規開園となる見込みです。
ディズニーはこれまで各地域の文化や特性を取り入れながらも、ディズニーの世界観を損なわないパーク作りを行ってきました。
アブダビディズニーも同様に、中東の文化的要素を取り入れながらも、ディズニーの魔法と冒険を体験できる場所になると期待されています。

アブダビディズニーの独自性

ジョシュ・ダマロ会長によれば、アブダビのリゾートは「当社のポートフォリオの中で最も先進的でインタラクティブな目的地になる」と述べており、最新のテクノロジーを駆使した次世代のディズニーパークになることが予想されます。
特に、美しいウォーターフロントに位置するという立地を活かした独自のストーリーテリングが行われる可能性があります。

ボブ・アイガーCEOは「ディズニーランド・アブダビは本物のディズニーであり、UAEの文化も体現した施設になる」と述べており、中東の豊かな文化的背景とディズニーの創造性が融合した新しいエンターテイメント体験が提供されることになるでしょう。

まとめ:中東初のディズニーマジックへの期待

アブダビに建設される中東初のディズニーリゾートは、ディズニーの魔法とアラブの豊かな文化を融合させた、世界でも類を見ない独自のテーマパークとなることが期待されています。
世界で7番目のディズニーリゾートとして、最先端のテクノロジーとアトラクション、中東の伝統と現代的な要素を組み合わせた新たなエンターテイメント体験を提供することになるでしょう。

設計から建設まで約6〜8年の歳月をかけて完成する見込みであり、私たちがこの新しいディズニーリゾートを楽しめるようになるのは早くても2030年頃と予想されます。
その間にもプロジェクトの進捗や具体的なアトラクション、エリアなどの情報が公開されることになるでしょう。
中東初のディズニーマジックがどのような形で実現するのか、今後の展開が非常に楽しみです。

アブダビディズニーリゾートの開発は、中東における観光産業の新たな章を開くものとなり、世界中のディズニーファンにとって新たな巡礼地となることでしょう。
アラビアンナイトの世界とディズニーの夢が交差する、魔法のような体験を提供する場所として、その完成が待ち望まれます。

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