はじめに
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で話題になっているニューヨークエリアの大規模工事。
SNSでは「ポケモンエリアになるかもしれない」という期待と推測が広がっていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
本記事では、現在わかっている情報、これまでのUSJとポケモンの関係、そして今後の展開について徹底解説します。
ニューヨークエリアの工事について:現状と事実
2025年11月から本格的な工事が始まった
2025年11月初旬、USJのニューヨークエリアで大規模な工事が開始されました。
エリア内の施設が工事用の囲いで覆われ、フォルティセカンド・ストリート・スタジオ、フィネガンズ・バー&グリルなどの施設が営業を終了しています。
この工事規模の大きさから、単なるメンテナンスではなく、エリアの大幅なリニューアルである可能性が高まっています。
なぜこんなに注目されているのか
ニューヨークエリアは、従来ホラーナイトの重要なエリアでした。
毎年秋の「ハロウィーン・ホラー・ナイト」では、このエリアがゾンビたちが出現する舞台となっていました。
2025年の開催が11月3日で最終日となり、その直後の11月4日から工事が本格化したというタイミングが、多くのファンの推測を呼び起こしたのです。
また、このエリアには2024年1月に営業を終了した「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン」の跡地も含まれており、これまで後継アトラクションの発表がないままになっています。
この空白期間が、様々な憶測の源となっていました。
ポケモンがやってくるのか:推測の根拠
2021年のUSJとポケモン・カンパニーの提携発表
2021年10月、USJとポケモン・カンパニーが中長期的な戦略的アライアンスを結成することが発表されました。
この発表には「複数の開発プロジェクトが進行している」という文言が含まれており、当時から「USJにポケモンエリアが誕生するのでは」という期待が高まっていました。
なぜニューヨークエリアなのか
SNSでの推測によると、ポケモンのライドがニューヨークエリアに来る根拠として、以下のような点が挙げられています。
1.
エリアの大幅なリニューアルが必要:
スパイダーマンの跡地をはじめ、広い面積が活用可能な状態
2.
ポケモンとニューヨークの親和性:
ポケモン関連のパレードがこのエリア付近で開催されてきた
3.
タイミングの一致:
ホラーナイト終了と工事開始のタイミングが重なった
4.
ファミリー層への施策強化:
USJがファミリー向けコンテンツに注力している傾向
ただし、これらはあくまでファンによる推測であり、USJ側からの公式発表はまだなされていません。
PokéPark KANTOの開業と混同に注意
2026年2月5日にポケモンの常設施設がオープン
重要なポイントとして、2025年11月11日、ポケモン・カンパニーはPokéPark KANTOの開業を発表しました。
これはポケモン史上初の常設の屋外テーマパークで、東京の多摩丘陵にあるよみうりランド内に2026年2月5日にオープンします。
USJのポケモンとPokéPark KANTOは別物
ファンの間で混同されやすいのですが、これは重要な区別です。
| 施設 | PokéPark KANTO | USJ(推測) |
|---|---|---|
| 場所 | よみうりランド内 | USJ内 |
| オープン予定 | 2026年2月5日 | 未発表 |
| 規模 | 26,000平方メートル | 不明 |
| 性質 | 専門施設 | 新エリア内のアトラクション |
| 公式発表 | 済み | なし |
PokéPark KANTOは、ポケモン・カンパニーとよみうりランドの合弁企業による運営で、ポケモン専門のテーマパークです。
一方、USJでのポケモン展開はどのような形になるかは、まだ未確定です。
過去のUSJとポケモンのコラボレーション
夏のパレードでのポケモンフロート登場
2025年の「NO LIMIT! スプラッシュ・パレード」に、ポケモンフロートが登場しました。
これは、USJとポケモンの継続的なコラボレーションを示しています。
ハロウィーンイベントでのポケモン展開
2025年のハロウィーン・ホラー・ナイトでは、ハミクマ(ホラーナイトのキャラクター)のショーや、ポケモンのショーやグリーティングが開催されました。
昼間のイベント時間帯にはポケモンのコンテンツが充実していたことから、「ファミリー向けコンテンツの一環としてポケモンが重視されている」という傾向が見られます。
ニューヨークエリアの工事完了予定時期
春2026年にオープンの可能性
SNSでの情報によると、ニューヨークエリアの工事は「2026年春頃の完成を目指している」という予想が複数の情報発信者から出ています。
これはあくまで推測ですが、以下の理由から妥当性があります。
1.
PokéPark KANTOのオープン前:
2月5日のオープンで、ポケモン市場が注目される前に発表できる
2.
春休みシーズン:
観光シーズンに間に合わせるための工程スケジュール
3.
25周年イベント:
USJの今後のビジョンに合わせた展開
ポケモンライドになる可能性と実現形式
考えられるアトラクション形式
もしニューヨークエリアにポケモンのライドが誕生するなら、以下のような形式が考えられます。
1.
スパイダーマン跡地への設置
スパイダーマン・ザ・ライドの跡地は、大型アトラクション用のスペースとして活用できます。
ポケモンをテーマにした映像型ライドやXRライドが検討されている可能性があります。
2.
AR技術を活用した体験型アトラクション
USJはこれまで、AR技術を活用した参加型アトラクションを提供してきました。
ポケモンの場合も、拡張現実を使った新しい形の体験が考えられます。
3.
ファミリー向けの低年齢対応
ドンキーコング・カントリーやミニオン・パークなど、最近のUSJの傾向からすると、子どもから大人まで楽しめる設計になると予想されます。
複数アトラクション展開の可能性
ニューヨークエリア全体の規模から、1つのアトラクションだけではなく、複数のポケモン関連コンテンツが設置される可能性も考えられます。
例えば、ポケモンセンターなどのグッズショップ、レストラン、グリーティング施設などの統合展開です。
公式情報を待つ必要がある理由
なぜまだ発表がないのか
USJは通常、新しいエリアやアトラクションについて、工事の進行状況に合わせて段階的に情報を開示します。
工事開始後、設計や安全検証が進められ、十分に実装可能な状態になってから正式発表をするのが一般的です。
2025年末から2026年初頭の発表予想
業界の通例から、以下のようなタイミングで公式発表が行われる可能性があります。
- 2025年12月「Pokémon Day」:
ポケモンのお誕生日である2月27日に関連したイベント時期に、共同発表 - 2026年1月初旬:
新年の新しいプロジェクト発表 - 2026年初春:
オープン前の正式な告知
ファンが持つべき期待と注意点
確実ではない情報であることの認識
重要なことは、ニューヨークエリアにポケモンが来ることは、まだ正式に確認されていないということです。
SNS上での推測や期待が広がっていますが、これはあくまで「可能性の一つ」に過ぎません。
公式発表の確認の重要性
USJの新展開については、必ず公式ウェブサイトや公式SNSアカウントで情報を確認することをお勧めします。
不確かな情報に基づいて来園計画を立てることは、がっかりにつながる可能性があります。
現在のUSJでのポケモンコンテンツ
たとえニューヨークエリアにポケモンエリアが誕生しなかったとしても、USJでは以下のような形でポケモンを楽しむことができます。
- 季節ごとのパレードやショー
- ハロウィーンなどのイベント開催時のコラボレーション
- グッズ販売やコラボフード
今後の展開を楽しみにするために
情報収集の方法
USJの最新情報は、以下のチャネルから得ることができます。
- 公式ウェブサイト(usj.co.jp)
- 公式X(旧Twitter)アカウント
- 公式インスタグラム
- 公式TikTok
これらの情報源を定期的にチェックすることで、確実な情報を得られます。
ポケモンファンが注目すべきポイント
1.
USJからの公式発表時期:
2026年初春までに何かしらの発表がある可能性
2.
PokéPark KANTOのオープン状況:
2月5日のオープン後、USJとの連携展開があるか
3.
2026年春のUSJイベント予定:
新エリアのオープン予定が組み込まれるか
まとめ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのニューヨークエリアで実施されている大規模工事は、ポケモンエリアへのリニューアルである可能性が高く注目されていますが、現時点では公式な発表がされていません。
2021年のUSJとポケモン・カンパニーの提携発表から、継続的なコラボレーションが行われてきた実績があり、2025年にはパレードやイベント時のコンテンツ展開が見られました。
これらの積み重ねから、将来的なポケモンエリア構想は十分に考えられます。
一方、2026年2月5日には、ポケモン史上初の常設屋外テーマパークであるPokéPark KANTOがよみうりランドにオープンします。
これとUSJの展開がどのように関連するかも、今後の注目ポイントです。
正確で確実な情報を待ちながら、ポケモンのテーマパーク化という大きなトレンドの中で、日本のテーマパーク業界がどのように進化していくのかを見守ることは、エンターテイメント好きにとって大変興味深い展開となるでしょう。
ニューヨークエリアの工事の行く末と、USJからの正式発表を心待ちにしながら、最新情報のチェックを続けることをお勧めします。


コメント